算用帖(わたしが我が家の古文書に興味を持った時は最初の文字を等(ひとしい)と呼んでしまった笑いばなしのようなことを思い出す。)ご先祖の研究は、まったくの手さぐりで始めました。今でも古文書はよく読めません。いろいろの人の手助けを受けています。で、天保13年の「大福帳」が一番古いのですが、それをはじめ、さまざまな種類の台帳がほぼ完全な形で残っています。天保という年代が江戸後期という比較的浅いのが残念なのですが。で、明治21年の台帳。これからわかることを調べてみましょう。このころは調べてみてわかったのですが、江戸の名残を感じます。で、最初の写真大阪積〇・・・がわからなかったのでFBグループ「古文書読みたーい」で調べてもらうと「大阪積登せ」(大阪つみのぼせ)という専門用語があるみたいです。6月5日のこの航海では500俵で、340俵が禎瑞。160俵が宮ノ下川(いずれも西条市の人なら理解できる場所)から積み込まれたみたいです。俵3俵だれだれというのが書かれています。当時は馬が何匹も飼われていたのでしょう。あと、黒〇。無〇、赤〇、青〇。この文字がわからグループで読んでもらうと。〇=印という文字でした。従って等級らしいです。内容はまだ、わかりません。あと、算用帖は出費の台帳です。払った金額です。
【参考までに】
【商業帳簿】より
…当時このような帳簿記入の事務を帳合(ちようあい)といい,帳簿の名称,記帳方法,決算時期など帳簿会計に関する規定が家法,店則の類に含まれるなど,大経営の商家では家計と営業の分離が進行,定着するなかで,固有の帳簿組織による帳合法(簿記法)を成立させていった。期末棚卸資産の確認としての店卸帳(決算簿)は商家によっては算用帳,勘定目録帳などとも呼ばれ,年1回年頭の正月あるいは盆,暮れ年2期に作成された。その決算方式も一様ではないが,一般には売掛金,在庫商品,貸付金,所有貨幣等をすべて時価の貨幣量に換算し,その合計から預り金,借金等の負債を差し引いて純資産を算出する財産勘定の方式が多くとられた。…
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